研究コンセプト
画像処理技術の高速化やプロジェクターの普及に伴い、動的なシーンに対応する高速かつ適応的な映像撮影・投影技術の可能性が急速に拡大している。本研究室では、シーンの状況に応じて動的に撮像や投影を制御する、新たなメディアテクノロジーである
ダイナミックイメージコントロール
(Dynamic Image Control)
を提唱している。
ダイナミックイメージコントロールの実現に際しては、画像センサ・処理要素のみならず、光学系・照明系を含むシステム全体の最適化が求められるが、当研究室はこれら要素技術から応用まで全体を研究対象とするところに特色がある。
新たな表現が求められる映像・メディア分野、画像計測が重要な医療・バイオ・顕微鏡分野、人間に理解しやすい映像が求められるFA・ヒューマンインターフェース分野等の幅広い分野において、対象の本質をとらえ、ユーザーが必要とする映像を提供することで、映像利用の新たな展開を生み出すことを目指している。
NEWS
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2024年11月 当研究室も参画しているJST 未来社会創造事業「高速ビジョンによる多次元デジタルツイン計測と再構築」では公開シンポジウムを開催します。皆様の参加をお待ちしております。
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日時: 2024年12月2日(月) 14:00~18:00
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開催形式:来場 / オンライン
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会場:
東京理科大学「森戸記念館」第一会議室 (2F)
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂4-2-2 -
申し込みはこちらから:シンポジウムHP
(会場での参加申し込み締め切り:11/14)
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2024年2月 医療的ケア児看護のための映像投影に基づく気晴らしへの取り組みが群馬テレビで報道されました。この取り組みは、群馬大学情報学部の授業の一貫として,医療的ケア児通所施設クローバービーンズの協力のもと実施されたものです.
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群大生がVRで企画 外出難しい子どもたちが雪山体験,群馬テレビ「ニュースジャスト6」等,2024年2月19日
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2023年9月 JST CRESTに奥が分担研究者として提案していた「 超高速光call & responseによる脳とのセッション」(代表:木村幸太郎(名古屋市立大))が採択されました.
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2023年4月 G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合に併設される展示会(4月28日~30日)にて、奥研究室の研究成果の展示を行いました。
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2022年11月 関西テレビ「報道RUNNER」の特集番組で奥寛雅教授が解説をしました.リンク先のページで番組内容も見られます.
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2022年11月 ドローンによる空中ディスプレイに関する内容が上毛新聞で報道されました.
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2022年10月 ドローンによる空中ディスプレイに関する奥寛雅教授のインタビューがエフエム群馬で放送されました.
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10月26日(水)fm gunma「news ONE」内,18:18頃
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2022年9月 本研究室M2の新井和樹さんが日本ロボット学会若手講演賞を受賞しました.昨年度に講演した以下の内容が評価されての受賞です.
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新井和樹,奥寛雅 : フォーカスとシート光のミリ秒制御による高速ライトシート顕微鏡,第39回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2021) (オンライン開催,2021.09.10)/予稿集,2K4-03
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2022年6月 本研究室M2の井内将俊さんが日本機械学会若手優秀講演フェロー賞を受賞しました.昨年度に講演した以下の内容が評価されての受賞です.
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井内将俊,山登一輝,奥寛雅: TAGレンズとイメージインテンシファイアを用いた蛍光ビーズの高速三次元トラッキング,ロボティクス・メカトロニクス講演会2021 (ROBOMECH2021) (オンライン開催,2021.06.07)/講演論文集,1A1-J01
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2022年3月 3月23日の学位記授与式で,本研究室M2の樋口詩乃さんが学業優秀者として群馬大学学長から表彰されました.
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2021年4月 3月に報道された,ドローンにプロジェクションマッピングをすることでアバターロボットとしての利用を可能にする技術が毎日新聞でも報道されました.
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高速で広範囲動く対象に画像を投影 群大大学院研究室が新技術開発 ドローンなど210度追随,毎日新聞(群馬版),2021年4月10日
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2021年4月 本研究室の所属が情報学部になりました.2021年度以降に入学する学生の方で本研究室で卒業研究を希望する場合は情報学部に進学することが必要なので注意してください.
なお,大学院は引き続き理工学府の所属になります.
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2021年3月 本研究室の研究成果である,ドローンにプロジェクションマッピングをすることでアバターロボットとしての利用を可能にする技術が上毛新聞で報道されました.
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2021年2月 当研究室も参画している研究プロジェクトのシンポジウムが3/1に開催されます.人間を超える知能システムについて先端的な成果が数多く報告されますので,ご興味あれば是非ご参加ください.出席を希望される方は以下のリンク先より参加申し込みをお願い致します.
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JST ACCEL「高速画像処理を用いた知能システムの応用展開」シンポジウム
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3月1日(月)9:30~18:00 Zoom
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2020年12月 当研究室の成果も含まれている,以前放送されたプロジェクションマッピングに関する番組がNHKワールドで再放送されました.
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2020年11月 当研究室修士2年生の鈴木康平さんのOPJ2020における発表が,第6回OPJ優秀講演賞を受賞しました.
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鈴木康平,深野悠吾,奥寛雅:1000-volume/s高速体積型ディスプレイにおける多ビット画像提示手法の提案,日本光学会年次学術講演会 Optics & Photonics Japan 2020 (OPJ2020) (オンライン開催,2020.11.17)/講演予稿集,17pB4
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2020年8月 当研究室と静岡大学の川人祥二教授のグループとの共同研究の成果である,Simulfocus Imaging(複数焦点距離画像の準同時計測)が上毛新聞とぐんま経済新聞で報道されました.
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超高速でシャッター カメラ1台で4焦点 群馬大と静岡大が開発,上毛新聞,2020年8月8日
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画像検査を効率化 異なるピントの画像を同時撮影,ぐんま経済新聞,2020年8月13日
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2020年7月 奥寛雅准教授が7月1日より教授になりました.
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2020年4月 特任助教の山登一輝さんが宇都宮大学に助教として異動されました.引き続き当研究室の協力研究員として群馬大学にも所属してもらい共同で研究を行う予定です.
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2020年2月 当研究室の研究成果である,高速3次元カメラモジュールがぐんま経済新聞で報道されました.また,「fabcross for エンジニア」様で紹介されました.
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高速3次元カメラモジュール開発,群大理工学部の奥准教授,画像計測・検査の高速高精度化目指す,ぐんま経済新聞,2020年2月13日
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市販の光学顕微鏡のフォーカス位置をマイクロ秒で変更できる高速3次元カメラモジュールを開発,fabcorss for エンジニア,2020年1月31日
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2019年12月 昨年取材を受けて放送されたサイエンスZEROの内容が国際放送用に編集されたものが12月18日に放送されました.
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The Leading Edge: Projection Mapping Evolving to New Heights, Science View, NHK WORLD, 2019年12月18日
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2019年6月 奥寛雅准教授が以下のテレビ番組にコメンテーターとして出演し,研究室の研究内容を紹介しました.
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群馬テレビ ビジネスジャーナル
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6月21日(金)22:00-22:30
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6月23日(日)9:00-9:30 (再放送)
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2019年6月 当研究室修士2年の木島広夢さんが中心に研究した成果である,高速・高精度の三次元フィードバックに基づく動的プロジェクションマッピングに関する内容をseamless様というサイトで紹介されました.
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2019年5月 当研究室修士2年の佐藤美子さんとその研究成果の飴製の食べられる再帰性反射材とがTBSの「未来の起源」という番組で紹介されました.
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5月5日22:54~@TBS(関東地域,愛知,三重,岐阜)
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5月12日20:54~@BS-TBS(全国放送)
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※両日共に同じ内容になります.
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2019年3月 当研究室の研究成果である飴製の食べられる再帰性反射材が,3月11日放送のテレビ東京 ワールドビジネスサテライト中のトレンドたまごのコーナーで紹介されました.
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2019年3月 佐藤美子さん(修士1年),船戸優希さん(学部2年)と奥寛雅准教授が情報処理学会のインタラクション2019で発表した「飴を材料とした食べられる再帰性反射材の提案と試作」が,以下の2つの賞を頂きました.
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インタラクティブ発表賞(一般投票)(3月6日)
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インタラクティブ発表賞(PC推薦)(3月8日)
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2019年2-3月 当研究室の研究成果が以下の4紙で報道されました.報道された「飴による食べられる再帰性反射材」の詳細はこちらをご覧ください.
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日刊工業新聞(2月28日),「あめで再帰性反射材 料理・動物の演技など 可食性生かし提案」
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日経産業新聞(3月5日),「光を反射するアメ,食べられます」
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ぐんま経済新聞(3月7日),「料理でプロジェクションマッピング」
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東京新聞(3月16日),「甘い反射材」を開発 群大・奥准教授ら 糖と水を原料に
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2019年2月 当研究室の研究成果が2月1日付の日経産業新聞にて「寒天で食べられる反射板」として報道されました.報道された「食べられる再帰性反射材」の詳細はこちらをご覧ください.
ABOUT US
奥研究室は群馬大学情報学部/大学院理工学府に所属する研究室です。高速画像処理技術と高速な可変光学デバイス・ユニット技術を基盤として、動的な映像制御や新たな画像利用計測手法などを研究しており、次世代メディアテクノロジーの創出を目指しています。
※当研究室での研究指導を希望される方は「当研究室を志望される方へ」をご覧ください.
ダイナミックイメージコントロールの応用
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光学機器 (カメラ)・業務用放送機材の視線・映像制御
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高速対象追跡撮像
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高速オートフォーカス・全焦点画像撮影
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医療・バイオ・ライフサイエンス・生命科学
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顕微鏡・内視鏡作業, 顕微鏡下手術補助
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医療検査診断 (細胞検査・血液検査・不妊治療の高速化と高精度化)
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製造技術・FA・ロボットにおける撮像制御
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監視カメラ高速化・広視野化
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動的物体への情報提示
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動的プロジェクションマッピング, 拡張現実感 (AR),複合現実感 (MR)
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食と映像情報メディア